甲府 J1初の開幕星、神戸下す
「明治安田生命J1、甲府2-0神戸」(27日、ノエビアスタジアム神戸)
甲府がJ1開幕戦で初めて勝利を飾った。前半42分、カウンターからFWクリスティアーノがゴール左に突き刺すと、後半33分にもクリスティアーノがゴール正面からダメ押し点を奪った。自慢の堅守で神戸の猛攻を最後まで封じ切った。
昨季の主力メンバーは流出者も多く、資金力も乏しい中、クラブ史を刻む1勝。佐久間悟監督は「選手は歴史を作るために必死にボールに食らいついた。新しい歴史を築けた。限られた戦力でやり続けるのは地方クラブの宿命だけど、進化を見せられるシーズンになればいい」と興奮。
殊勲のクリスティアーノは「最初からみんな集中して、チームワークでいいボールが回せた。歴史を作った。奇跡ではない、みんなの頑張りはグラウンドで表現された」と、胸を張った。