サッカースペイン１部リーグ、バルセロナのアルゼンチン代表ＦＷメッシが２日、悲願達成に意欲を示した。アルゼンチン紙エル・グラフィコのインタビューに応じ、母国代表で優勝したい強い思いを語った。

　メッシは代表通算４９点。元選手ＦＷバティステュータの同国史上最多記録にあと５点と迫っているが、メッシは「記録には興味がない。そのこと自体がタイトル獲得にはならない」と話した。ワールドカップ、コパ・アメリカ（南米選手権）と連続して決勝で敗れていることもありチームとしての優勝により強いこだわりを見せている。

　所属のバルセロナでは、このうえなく好調で昨季に続き欧州チャンピオンズリーグ、国内リーグ、国王杯の３冠を狙えるところにいる。これまでエトー、イブラヒモビッチ、ビジャといった同僚ＦＷがチームに定着しなかった。だが現在は、ネイマール、ルイス・スアレスと見事なコンビネーションをみせる。看板３選手とのプレーには「それぞれから連携の意識が出ている。それまでの選手たちには無かった感覚。もしかするとラテン人としてのものが距離感の近さになっているのかもしれない」と、親近感が好結果をもたらしていると分析した。