清武 3年4カ月ぶり代表弾で貢献
「サッカーW杯ロシア大会アジア2次予選、日本5-0アフガニスタン」(24日、埼玉スタジアム2002)
MF清武弘嗣(ハノーバー)がMF香川真司(ドルトムント)とは違った特性を出して勝利に貢献した。
前半、点が入りそうで入らない重苦しい空気を破ったのは、岡崎のゴール前での冷静なプレーと、清武のパスだった。前半43分、右後方から前線の岡崎へ的確なゴロのパスを入れると、岡崎は反転してから守備選手の股を抜いてシュートを流し込んだ。
そして、後半13分。長谷部からパスをうけた金崎がつま先でボールを浮かし、前線へ送った。これに走り込んだ清武は躊躇なくシュート。ミートはしなかったもののボールはゴールへ吸い込まれた。
12年11月、ザッケローニ監督時代のW杯ブラジル大会アジア最終予選オマーン戦で決めて以来、3年4カ月ぶりとなる国際Aマッチでのゴールに、「いいパスが来てて流し込むだけ。久々のゴールで自信になりました」と自信を深めた。
この日、4-4-2のフォーメーションで中盤4枚は長谷部を1ボランチにダイヤモンド型に配置された。トップ下で、攻撃の重要な役割を担った清武は、「(先制点は)岡ちゃんがいい所へ行ったので。岡ちゃんへいいパスを出せば入ると思った。(トップ下は)やりやすかった。難しくはなかったが。もっとスペースを作れれば良かった」と手応えと反省を口にしていた。