中山雅史、今季初実戦で20分プレー
昨年9月に現役復帰したサッカー元日本代表、JFL沼津のFW中山雅史(48)が24日、横浜市内で行われたJ2横浜FCとの練習試合に出場した。昨年9月の現役復帰後2度目、今季では初となる実戦で、前半15分ごろから約20分、FWでプレーした。盟友・三浦知良(49)=横浜FC=の出場はなく“カズ&ゴン”の競演はならなかった。
大きなアクションでパスを引き出したり、失点後に手をたたいて味方選手を鼓舞したりと中山らしさは相変わらず。主にポストプレーで数回ボールにタッチした。交代する際には試合会場の横浜FC・西谷グラウンドに駆けつけたファンから拍手が起きた。
昨年10月の磐田戦(練習試合)以来となる実戦に中山は「裏に抜けるであったり、ボールを引き出すであったり、チームでやるべきこともありますし、その中でチームにいいパーツとして、戦力になれているのでアピールしていければいいなと思います」と手応えをつかんだ様子だった。ただ、自分のイメージとのずれがあるようで「もっとボールに絡めたら良かった。自分のミスもありましたし、反省点が気になっているところです」と口にした。
チームはJFL優勝を目指している。「日々、1試合、1試合厳しい戦いが続く。その1試合、1試合をどれだけひたむきに、一丸となって戦っていけるか。一丸となる中で僕自身も入れるように日々、努力していくだけです」と今季の目標を語った。
カズと会って話すのも現役復帰後は初めてで、試合前に約5分談笑。練習試合前のピッチでお互いを見つけるとステップを踏みながらがっちり抱き合った。カズは「若い人はみんな元気だっていう話をして、おれたちはもっと元気だって話しましたよ(笑)。(中山は)まわりに影響を与えられる選手ですから、まだまだ何かを与えてくれるんじゃないかなと思います」とエールを送った。