ハリル監督、日本サッカーの弱体危ぶむ
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が28日、日本サッカー界の弱体化を危ぶんだ。日本から4クラブが出場しているアジアチャンピオンズリーグを視察しているが、G大阪、広島の1次リーグ敗退が決まるという不振ぶりに「少しレベルが落ちているのかな」とコメントした。
この日は前日本女子代表監督の佐々木則夫氏と、都内で行われた「サッカー欧州選手権WOWOW制作発表記者会見」にゲストとして出席した。欧州選手権の魅力や見どころを熱く語った後で日本のファンへのメッセージを求められ、「日本代表の話をしてもいいですか?」と切り出した。
代表チームについては「これからとっても大変な(W杯)最終予選が待っているわけですが、野望を持って戦いたいと思います」と抱負を語ったが、「この間、日本のチームが戦っているACLを全部見ましたけども、少しレベルが落ちているのかな、日本のチームが。ですから心配しています」と日本勢の弱体化を危ぐした。
欧州選手権については「日本のスポーツファン、サッカーファンはみんな本当にこのユーロを見てほしい。最高のサッカーのお祭りになります。サッカーファンに限らず、サッカー関係者は夜中起きて、この試合を見ないといけない。サッカー人であれば義務だと思います」と観戦を求めた。