鹿島V 7年前から先発で残るのは2人
J1鹿島が25日、福岡に2-0で勝利し、リーグ3連覇を達成した09年以来7年ぶりとなるリーグ戦のタイトルとなる、第1ステージ優勝を果たした。首位に立ったのは最終節直前の第16節終了後。6連勝で川崎を逆転する鮮やかな逆転優勝だった。J屈指の「常勝クラブ」である鹿島は、09年のチームからどう変貌したのか、チームの顔ぶれを中心にまとめた。
09年の優勝を決めたのは12月5日、アウェーの浦和戦。スタメンは次のような顔ぶれだった。
▽GK 曽ヶ端準、▽DF 内田篤人、岩政大樹、伊野波雅彦、新井場徹、▽MF 小笠原満男、中田浩二、野沢拓也、本山雅志、▽FW 興梠慎三、マルキーニョス、▽監督 オリベイラ
この日の福岡戦の先発は以下の通り。
▽GK 曽ヶ端準、▽DF 西大伍、植田直通、ブエノ、山本脩斗、▽MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康、杉本太郎、▽FW 土居聖真、金崎夢生、▽石井正忠
なお、DF昌子源とMFカイオが累積警告で出場停止となっており、ブエノと杉本が入っていた。
09年最終節に先発した11人のうち現在も鹿島に所属しているのは曽ヶ端と小笠原だけ。リーグ優勝7回の“常勝・鹿島”を肌で知る選手は本当に少なくなった。その中で、DFラインでは植田と昌子がセンターバックの軸に定着。ボランチでは柴崎がクラブの中心に育ち、前線ではシュートセンスのある土居、ハードワークができる金崎が存在感を示している。
場内インタビューで小笠原は「まだシーズンは続くので、僕らの目標はここではないですし、セカンド(第2)ステージもとって、この先も勝ちにいけるように頑張ります」とあらためて、気を引き締め直していた。