手倉森監督 大勝で得意のダジャレ
「サッカー・国際親善試合、U23日本4-1U23南アフリカ」(29日、松本平広域公園総合球技場)
国内での五輪本大会前最終戦となった試合で、日本が大勝した。7月1日に本大会メンバー18人の発表を控えた手倉森誠監督は試合後のインタビューで得意のダジャレも見せたが、インタビュアーは無反応。気を取り直して「(この世代の)成長を皆さんも確認できたんじゃないかと思います」と力強く語った。
試合は先制点を許す展開となった。前半29分に、自陣ペナルティーエリア内でDF亀川がハイボールを胸トラップしようとした際にハンドの反則を犯してしまった。このシーンを指して監督は「手倉森ジャパンなだけに、1失点目は手をつかっちゃいました」とニヤリ。インタビュアーは反応に困ってしまった様子だったが、勝利そのものには上機嫌な指揮官だった。
本大会で対戦する可能性がある南アフリカについては、「遠いところから来てもらって、コンディションは日本の方が上なんで走り負けてはいけない。日本での試合だったので大勝できましたけど、オリンピックでは気を引き締めてかからなければならない相手だろうと思います」とコメント。五輪本大会へ、「東日本大震災の時(2011年)はなでしこが(W杯で)世界一になりました。なでしこは残念ながら(リオ五輪には)出られませんけど、熊本の震災が起こったこの年に、我々が日本に勇気と感動を届けられればと思います」との決意を示した。