稀勢の里無言 白鵬に取り直しで屈す
「大相撲初場所・13日目」(23日、両国国技館)
横綱白鵬が結びの一番で大関稀勢の里と対戦。取り直しの末に押し出しで破り、単独で史上最多となる33度目の優勝を果たした。
白鵬に敗れた稀勢の里は支度部屋に戻ると、悔しさからか終始無言を貫いた。
北の湖理事長(元横綱)は「稀勢の里は白鵬に勝ち、横綱3人に自分は怖いというところを見せなくてはいけなかったが…。攻め込めなかった」と敗因を分析した。
最初の一番で稀勢の里は白鵬に土俵際まで攻め込まれたが、最後に投げを打ち、2人同時に倒れ込んだ。
行司軍配は白鵬に上がったが、物言いがつき、白鵬の右手と稀勢の里の左手が同時についたと判断され、取り直しとなった。