大相撲春巡業でぶつかり稽古 稀勢、照富士を鍛える

 大相撲の春巡業が10日、埼玉県三郷市で行われ、大関稀勢の里が春場所で13勝を挙げた関脇照ノ富士をぶつかり稽古で鍛えた。約8分間と長かったが、稀勢の里は「まだまだできた。(照ノ富士は)いい稽古をしていたし、胸も出したくなる」と充実の表情だった。

 申し合いは稀勢の里の4勝1敗。照ノ富士が勝った一番は大関得意の左四つで寄られたところを巻き替え、寄り返した。照ノ富士は「調子は良くない。(相手の攻めを)残してから何をしたらいいかということを考えている」と狙いを挙げた。

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