白鵬関ら震災復興願い土俵入り 茨城で相撲協会イベント

 大相撲の白鵬関、日馬富士関の両横綱ら日本相撲協会の一行が20日、東日本大震災の復興支援活動の一環で茨城県ひたちなか市を訪問し、市民らと交流した。市内の体育館で開かれたイベントで、両横綱は鎮魂の思いを込めた不知火型の土俵入りを披露した。

 招待された園児らを含め、約3千人が早朝から会場周辺に長蛇の列をつくった。関取衆のトークショーもあり、幕内勢関は相撲甚句で美声を響かせた。同市内に職場があるという川上恭子さん(62)は「なかなか相撲を見に行けない。本当にうれしい」と大喜び。ご当地大関の稀勢の里関は「笑顔を与えられるように頑張っていきたい」と話した。

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