ゴメス甲子園初アーチ、初お立ち台
「阪神7‐5ヤクルト」(19日、甲子園)
阪神の新助っ人、マウロ・ゴメス内野手(29)=ドミニカ=が同点の特大5号2ランを放つなど、3安打3打点の活躍を見せた。
ゴメスにとって甲子園での本拠地初アーチ。3‐5の五回1死一塁から、ヤクルトの先発・石川の変化球を左翼スタンド中段まで運んだ。
六回に勝ち越し打を放った上本ともに、ヒーローインタビューのお立ち台に上がったゴメスは「チームとして大きな意味のあるホームランだったので、非常に満足しています。(1号の)広島でもいいホームランだったが、やはり、この甲子園で沢山のファンの前で打つホームランは格別。非常にいいホームランだったと思います」と淡々と語った。
この日で開幕から20試合連続出塁と、一発よりも的確な打撃と勝負強さでチームに貢献してきたが、今季18試合目の広島戦(17日、マツダ)でようやく1号が出て、アーチへの感触をつかんでいた。
ゴメスは「自分自身はホームランが出なくても、そんなに心配はしていなかった。何とかチームを助けるバッティングをと心かげていた。これからはホームランも打って貢献したい」と話すと、最後にスタンドのファンに向かって、「グラシアス、オオキニ」と感謝の言葉を発した。