鶴、ルーキー梅ちゃんの好リードに感謝
「ヤクルト1‐4阪神」(4日、神宮)
プロ9年目の阪神・鶴直人投手が今季初先発し、6回1失点で1勝目を挙げた。
最少失点で切り抜け、粘りの投球でしのいだ。勝利の瞬間をベンチで見届け、監督やナインとがっちり握手。抑えの呉昇桓からは、うれしいウイニングボールを手渡された。
ヒーローインタビューのマイクを向けられた鶴は、「野手の皆さん、梅ちゃん(新人捕手の梅野)に引っ張ってもらい、何とか勝つことができて良かったです。練習の時からブルペンでバッターを想定して話し合い、とにかく攻めていこうと、梅ちゃんがインコースを攻めるように引っ張ってくれました」と、ルーキー捕手の好リードに感謝した。
私生活では昨年のオフに結婚。この日の勝利がプロ通算7勝目の27歳は「後がないという思いでしっかり投げました。緊張と不安があったんですが、粘って投げられました。(ウイニングボールは)奥さんに渡したいなと思います」と喜びを表し、スタンドの阪神ファンの歓声に手を振って応えた。