ゴメ&マー初のお立ち台そろい踏み
「阪神6‐5広島」(9日、甲子園)
阪神の頼れる4番・ゴメス、5番・マートンの助っ人コンビが初のアベック弾で6年ぶりの7連勝に貢献、甲子園で初めて揃ってお立ち台に上った。
三回鳥谷の左前適時打で勝ち越した後、まずはゴメスが左越えに15号ソロ。「あの場面はしっかり打てたので打った後はホームランになったと思った。チームの勝利に貢献できた一発だったと思う」と胸を張った。
六回には1死満塁から6点目となる右前適時打。この一打には「チームの勝利に貢献したいという気持ちで甘い球が来れば打つ方向はどこにしろしっかり叩こうと思った。ああいう形になってハッピーだよ」と破顔一笑。
相棒に負けじと六回にはマートンが左腕・河内から左中間へ10号2ランを突き刺した。これがラインバックの324打点を抜く、球団歴代外国人単独2位となる、来日通算325打点目となった。
「オオキニ!きょうちょっとムシアツイネ~!」。マイクを向けられると得意の日本語で場内を笑わせた。
ゴメスとのアベック本塁打は、今季78試合目にして初めて。阪神の外国人選手のアベック本塁打は、11年8月20日の横浜戦(現DeNA)でのマートンとブラゼル以来、3年ぶりとなった。鳥谷を含めてクリーンアップが揃って打点を挙げるなど、打撃好調。最後は冷や汗かいたが、最強助っ人2人はご満悦だった。