阪神連勝8でストップ、杉内に完封負け
「巨人5‐0阪神」(12日、東京ド)
阪神が巨人に完敗し、連勝は「8」でストップした。
巨人は一回に長野の右中間適時二塁打で先制し、六回には阿部の右線適時二塁打で2点目を追加。八回には1死一、三塁から鶴の暴投でダメ押しの3点目が転がり込み、さらに亀井の右越え2ラン本塁打でトドメを刺した。
巨人の先発・杉内は六回に史上最速となる通算2000奪三振を奪い、散発2安打で、好調の阪神打線に突け入るスキを与えなかった。今季、巨人の投手陣では初となる完封で7勝目。杉内自身、東京ドームでの完封勝利は2012年5月30日の楽天戦でノーヒットノーランを達成して以来、2年ぶりとなる。
杉内はお立ち台で「味方が5点取ってくれて最後は楽に投げられた」と122球の熱投にも涼しい顔。「阪神打線は好調で少し怖かったが、阿部さんのミットに向かって腕が振れた。完封を目指して投げているので、それが達成できてすごくうれしい。オールスター前に7勝したかったので、その目標も達成できてうれしい」とニッコリ。2000奪三振については「三振を多く取ったからってチームが勝てるワケじゃないので、そんなにこだわりはない」とクールにコメントした。
一方、阪神の先発・能見は6回2失点と踏ん張ったが、打線の援護に恵まれなかった。