岩田が8勝目、巨人を8回無失点
「阪神3‐0巨人」(21日、甲子園)
阪神が後半戦初戦を白星で飾り、前半戦から3連勝。7月の月間勝ち越しを決めた。
0‐0の二回、無死満塁から梅野が左前適時打を放ち、2点を先制した。八回には1死三塁から巨人先発・沢村の暴投で1点を加えた。
阪神先発の岩田は初回からリズムよく投げた。連打を許さず、8回を5安打無失点で降板。九回は呉昇桓が無失点で締めた。呉昇桓は日韓通算300セーブを達成した。
試合後、梅野とともにヒーローインタビューのお立ち台に上がった岩田。好投の要因を問われると「テンポよくいけたことと、梅野のリードですね」と振り返った。完封も狙えた内容だったが「先のことは考えずに、投げるイニングをしっかり、アウトを1つずつ取っていくことだけを考えました」という。春先は出遅れたものの、これでチームトップタイの8勝目となった。
攻守で勝利に貢献した梅野は「岩田さんが頑張っていたので、先制点を取れれば岩田さんもリズムよく投げられると思いました。当たりはそんなによくなかったんですが、打ったコースがよかった。抜けてくれて“持ってるな”と思いました」と先制打を振り返っていた。