阪神サヨナラ負け 中日は単独首位

9回、サヨナラ負けを喫し、沸き上がる中日ナインを尻目に元気なくベンチへ戻る阪神・ゴメス(中央)=ナゴヤドーム(撮影・田中太一)
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 「中日3-2阪神」(14日、ナゴド)

 中日が九回、新外国人・ナニータの適時打でサヨナラ勝ち。リーグ一番乗りで10勝目を挙げ、単独首位に立った。

 八回に同点に追いつかれたが、九回に2イニング目となった阪神・松田を攻め1死一、二塁とすると、福谷の代打として起用されたナニータが、ライナーで遊撃の頭を越え、そのまま左中間を割る一撃。二塁からエルナンデスがサヨナラのホームを踏んだ。

 殊勲のナニータは「本当にうれしいです!」と笑顔。「とにかくストレートのいい投手なので、あまり考えず、ストレートをうまくコンタクトしようと思った。芯で打てたので、抜けると思いました。最高に気持ちいいです!」と喜びを爆発させた。

 先発のバルデスは8回を2失点(自責点1)と好投し、エルナンデスは九回に安打で出塁し、サヨナラのホームイン。新外国人のドミニカ勢の活躍に、谷繁監督は「今『3D』とか呼ばれてるんでしょ?最初は何かと思ったけど…、いいんじゃないですか」とご満悦だった。

 阪神は1点を追う八回、1死三塁から代打・関本の右前適時打で同点としたが、最後は松田が力尽きた。

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