両監督怒鳴り合い!横浜で乱闘騒ぎ
「DeNA8-6阪神」(24日、横浜)
乱闘騒ぎが起きた。8-5でDeNA3点リードの九回だ。この回からマウンドに上がった守護神・山崎康が、先頭打者・上本に対する初球で頭部への死球を与えた。
その瞬間、ベンチを飛び出した和田監督は、ホーム付近まで駆け寄り、捕手・嶺井を怒鳴りつけた。DeNAベンチからも中畑監督らが飛び出し、指揮官同士の怒鳴り合いに発展した。
今にもつかみかかろうとする勢いだった両監督を、周りにいたコーチ陣らが制御。実際に暴行することはなかったが、和田監督、中畑監督ともにかなりエキサイトした場面だった。
山崎康は危険球によって退場。マウンドには代わって田中が上がり、一塁走者には代走の森越が送られた。乱闘による退場者はいなかった。
試合はその後、阪神が1死満塁と攻め、DeNAは5番手・国吉を投入。阪神は鳥谷が押し出し四球を選んで1点を返したが、そこまでだった。
中畑監督は試合後、勝利にも笑顔はなかった。「勝つには勝ったが後味の悪い勝ち方になってしまった。山崎には、頭に抜けたとか何とかじゃなく、あのボールを投げてしまったという結果に対して反省を促していきたい。2度とああいう形にならないように。命に関わるような場所で、危ないことなんで、本当にすまないことをしてしまった」と神妙な表情で話していた。