阪神・和田監督 サヨナラ勝ちにも複雑

サヨナラ犠飛を放った阪神・鳥谷 敬(右)を出迎える阪神・和田豊監督=甲子園(撮影・保田叔久)
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 「交流戦、阪神9-8ロッテ」(3日、甲子園)

 8点差を追い付かれた阪神が延長十回サヨナラ勝ち。連敗を3で止めた。1死から途中出場の俊介、坂らの長短打などで1死満塁とし、最後に鳥谷が左犠飛を放った。

 阪神は六回までに打線が8点を奪い、連続無失点を32回に伸ばしていた先発・藤浪を援護した。しかし、七回にロッテの先頭・今江の右越え三塁打から二塁・上本のエラー、代打・井口の2点二塁打、鈴木、角中の適時打で5点を返され、さらにこの回2打席目の今江に1号3ランを浴びて同点とされた。

 阪神が8点のリードを追い付かれるのは、1975年7月26日の大洋戦(川崎)以来40年ぶり。

 試合終了後、和田監督は「追い付かれてからはかなり劣勢になったが、そこから投手陣が頑張り、後から(途中出場の)メンバーもしっかり仕事をしてくれた。勝つには勝ったけど、反省点も多く、心から喜べる状態じゃない。いいところと反省しなければいけないところがあった」などと、複雑な表情で話した。

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