秋山、今季初先発も1104日ぶり勝利ならず
「阪神3-2中日」(9日、甲子園)
阪神・秋山拓巳投手(24)が今季初登板初先発したが、同点に追いつかれ6回2失点で降板。チームは延長十一回にサヨナラ勝ちしたが、12年6月30日・ヤクルト戦以来1104日ぶりの白星を手にすることはできなかった。
昨季8月16日・DeNA戦以来の登板。初回は2死から平田に中前打を許したが、落ち着いてルナを二ゴロに打ち取った。二回は先頭のナニータに四球を与えるも、エルナンデスは一直で併殺となり、ピンチ脱出。五回まで2安打無失点と安定した投球を続けた。
しかし、2-0の六回1死二、三塁から平田に同点の左前2点適時打を浴び、試合は振り出しに戻った。裏の攻撃で代打を出され降板。味方が勝ち越せば勝利投手の権利を手にすることができたが、この回は無得点に終わった。
結局6回5安打2失点と先発の役目を果たしたが、白星には恵まれなかった。それでも和田監督は「丁寧に低めをつきながら、何とか6回を2点で抑えて試合を作ってくれた。勝たしてやりたい気持ちはありましたが、今日のピッチングに関しては合格点」と評価していた。