福留勝ち越し3ラン 藤村富美男に並ぶ

6回、福留は右越えに勝ち越し3ランを放つ=神宮球場(撮影・吉澤敬太)
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 「ヤクルト-阪神」(16日、神宮)

 阪神・福留孝介外野手が勝ち越しの17号3ランを放った。日本での通算本塁打が224号となり、初代ミスタータイガースの藤村富美男に並んだ。

 1-1の六回1死一、三塁。右手中指を負傷している38歳がヤクルト先発・石山のスライダーをフルスイングし、打球を右中間スタンドまで運んだ。

 福留「トリ(鳥谷)が粘って出塁してくれて大和があのような形でチャンスを広げてくれた。なんとかそのランナーを返したいという気持ちだけだった。初回のトリの本塁打以降、得点できていなかったし、いい場面で最高の結果を出せて良かった」

 この回、1死から鳥谷の四球を起点にチャンスが広がった。続く大和が一塁方向へプッシュバントを敢行。打球を処理した畠山の送球をベースカバーの山田が捕球できず、一塁走者の鳥谷は三進。大和がヘッドスライディングで奪ったバント安打と相手失策で好機が広がり、福留の一撃につながった。

 福留の本塁打は6日の広島戦(マツダ)以来、10日ぶり。日本での本塁打は通算224本目で、藤村富美男に並んだ。米国通算は42本。

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