和田監督一問一答「江越がよく走った」
「阪神7-2DeNA」(22日、京セラ)
阪神が快勝。夏の長期ロードを11勝6敗とし、勝ち越しを決めた。先発の岩崎は7回2失点で3勝目を挙げた。
試合後の和田監督インタビュー一問一答は次の通り。
-岩崎がよく投げた。
「序盤は良くなかった。二回を1点でしのいだ。苦しいときに味方が3点取ったんで、七回まで持った。今回は球のキレ、制球も良くなかった。右打者の内側でストライクを取れなかったので苦しんでいた。前回までの岩崎と違っていた。あそこまでよく投げてくれた」
-これで岩崎は3連勝。
「きょうも良くなくても7回2失点。しっかりとゲームを作ってくれた」
-ローテの5番手と見ていい?
「そうですね。そういう気持ちでやってもらいたい」
-四回の藤井の当たりで江越がセーフになった。
(1死一、二塁から藤井が遊ゴロ。併殺コースだったが一塁走者の江越は快足を飛ばして二塁セーフ。記録は野選で1死満塁と好機が拡大した)
「江越がよく走りました。全力疾走で打つ、守るだけでなく走塁にも興味を持ってやってくれていますから」
-鳥谷が決勝打。
「あそこで取れないと雰囲気も苦しくなる。配球を読んでさすが鳥谷の一打でした。そのあと4-2になったところでもう1点取り返せた。攻撃にいいリズムをもたらせてくれた」
-試合前に指導していたゴメスが打った。
「一番の収穫。ここ3試合ヒット出ずに苦しんでいた」
-巨人に3タテされた嫌な流れは払しょくした?
「逆にチームがいっそう結束しました」
-夏の長期ロード勝ち越し。
「ロードといっても京セラのホームがあるんで。一戦必勝で頑張ります」
(囲み取材)
-江越の走塁が光った。
「走るのが速いだけじゃなく打球判断が良かった。全力疾走で相手を焦らせた。今のところできている。持ち味として続けてほしい」
-スライディングも鋭い。
「スピードがあるから鋭い。打つだけじゃなく守備や走塁もしっかりやった上で長くレギュラー張れる。一瞬たりとも気を抜かずに全力でやってほしい」
-鳥谷がかえす役になった。
「もっともっとチャンスつくって回さないと。下位が打つと回せる。きょうだけに終わらず、時々でも下位に頑張らせんと」
-ゴメスへの指導内容は?
「本人も分かっていること。疲れもあるだろうし、焦りもあった。東京ドームでチャンスで打てなかったのでステイバックも浅くなっていた。ためができてなかった。きょうの1本は本人にとっても大きいんじゃないか」