阪神、連敗4でストップ!再び貯金生活

試合後、阪神・和田豊監督と並んで笑顔を見せる阪神・能見篤史(中央)=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 「広島0-3阪神」(25日、マツダスタジアム)

 3位・阪神が先手を取り続け、連敗を4で止めた。前日24日の敗戦で貯金を吐き出してしまったが、再び貯金生活に入った。24日の敗戦で優勝の可能性が消滅した4位・広島は4安打完封を喫し、4連敗。

 阪神は初回、1死一塁から3番・福留が右中間席への20号2ランで先制。2点リードの三回には2死一、二塁から5番・マートンの左前適時打で追加点を挙げた。

 先発・能見は7回を4安打無失点の好投で11勝目(12敗)。九回を無得点に抑えたセーブ数トップの呉昇桓が41セーブ目を挙げた。

 チームの連敗を止めた能見は、お立ち台で「今日は最初から飛ばしていこうと思っていた。逃げることだけはしないように心がけた」などと、落ち着いた口調で闘争心をのぞかせた。

 広島は二回の1死二塁、五回の2死一、三塁、七回の2死満塁の好機を生かせなかった。先発・福井は5回を5安打4四球3失点で降板し、自身初の10勝目を目前に5度目の足踏みとなった。

 阪神・能見の主な一問一答は次のとおり。

 -今日のマウンドにかける思いは。

 「いろんな要素がありますけど、まずは自分のピッチングすることと、今日は最初から飛ばしていこうと思っていた」

 -良かった点、手応えは。

 「手応えはなかったです。ボールも高くなりましたし…まあ逃げることだけはしないようには心がけましたけど、いろいろ課題は…終盤になるといろいろ出てきます」

 -初回に先制。

 「序盤に取ってもらえるとこっちのペースにもなりますし、本当に福留さんもですけど、マートンもありがたかったです」

 -ここからの意気込みを。

 「できることっていうのは限られますし、優勝も消えたわけではないので、とりあえず目の前の試合を勝っていくしかできないので、それに向けて頑張っていきます」

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