上本、契約更改交渉で球団から叱咤
阪神の上本博紀内野手(29)が9日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万減の3600万円でサインした。(金額は推定)
7年目の今季は出場108試合で打率・253。131試合で打率・276をマークした昨季を上回ることはできなかった。球団からは「もっとやってもらわないと」と叱咤(しった)されたが、「自分でもそう思う。結果を残していないので」と険しいながらも納得の表情。「数字がすべてだと思う。全然ダメでした」と言い訳はしなかった。
来春キャンプでは復活を期する西岡、抜群の守備力を誇る大和らと二塁の定位置を争うが「それは分からない。特にないです。しっかりやるだけです」と多くを語らなかった。「具体的な数字はないですけど、一日一日しっかり後悔ないように過ごして、それを積み重ねていきたい」と前を向いた。
3年連続で選手会長を務める来季は金本新監督の下で“超変革”を掲げてV奪回に挑む。「(チームが)何か変わらないといけないと思いますし、個人的にも変わらないといけない。一番はチームが優勝に向かっているので、しっかり戦力として貢献したい」と巻き返しを誓っていた。