球児、清原容疑者に「復活してほしい」
阪神・藤川球児投手(35)が3日、元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕された件について語った。
春季キャンプ地の沖縄・宜野座で練習終了後、報道陣に対応。「何も言えないし、何も言える立場でないですけど」と前置きした上で「誰もが弱さを持っている」とし、「人生長いですし、人間関係も続くと思う。感謝しています。もう一回復活してほしい」とコメントした。
キャンプイン直前の1月30日午後、清原容疑者が「火の玉」のタイトルでブログを更新。藤川の全開ぶりを伝える新聞紙面を手にした自身の写真とともに「またまた嬉しいニュース 藤川投手の直球!!」とつづり、藤川の直球の威力に思いをはせた。
藤川もそれを受けてブログを更新し、「番長!! 清原さんがブログに載せてくれました! 超嬉しいですね」と感激。「球界では対戦打者が対戦投手を育てると言いますが、僕はまさしく番長清原選手に育てられた投手でした キャンプインを前にこんな嬉しい事なかなか無いですよね」と強い絆を示していた。
藤川と清原容疑者をめぐっては「チ××コ発言」が有名。05年4月21日・巨人-阪神戦(東京ドーム)で8点差を追う七回裏、巨人・清原は2死満塁フルカウントから藤川のフォークに空振り三振を喫し、チームはそのまま敗戦。試合後、怒りを爆発させた清原は「10対2で2死満塁、2-3でフォークやろ。ケツの穴小さいな。チ××コついとんのか!!」と激しく“口撃”した。
その日以来の対決となった同年6月25日・阪神-巨人戦(甲子園)では、八回1死無走者で打席に入った清原はカウント2-2から藤川の149キロ直球に空振り三振。「素晴らしいストレートがきていました。完敗です」と、すがすがしく振り返ったといういきさつがある。