バドミントンのロンドン五輪代表が１２日、都内で強化合宿を公開した。先日、９月での現役引退を発表した潮田玲子（２８）＝日本ユニシス＝に対して、“オグシオ”ペアとして一時代を築いた元相棒の小椋久美子さん（２８）から力強いエールが届いた。

　２人の再会は、昨年９月のヨネックスオープン以来１０カ月ぶり。ＴＢＳで五輪コメンテーターを務める小椋さんが取材で訪れ、練習場に入る潮田と対面した。潮田が「うわぁ～、久しぶり」と声をかけ、小椋さんは「練習頑張って！」と、ガッチリ握手を交わした。

　小椋さんは女子ダブルスの取材だったため、その後、混合ダブルス代表の潮田と話す機会はなかった。練習後、潮田は「『頑張って！』って言われて、うれしかった。ちょっと昔を思い出した」と笑顔。集大成となる２度目の夢舞台を前に、勇気をもらった。

　故障により、一昨年の１月に現役引退した小椋さんも「『（準々決勝で敗退した）北京に悔いが残っている』と話していて、私と同じ気持ちだった。今回は悔いが残らないように、自分のプレーをしてほしい」と、自らの思いを重ねていた。