ディーン、村上と共闘でメダル奪取だ!

 ロンドン五輪陸上男子やり投げ代表のディーン元気(20)ら、早大に在学する五輪代表の壮行会が18日、都内で行われた。日本男子やり投げ界初のメダル獲得を狙う新星は『前人未“投”』をテーマに掲げ、夢舞台での活躍を誓った。来週から都内で、同じ男子やり投げ代表の村上幸史(32)=スズキ浜松AC=と合宿を行い、最終調整する。

 歴史の壁をぶち破る。母校の壮行会で、ディーンがメダル奪取を誓った。父の祖国で行われる五輪を前に、掲げたテーマは『前人未“投”』。「ハンマー投げでは室伏さんが(04年アテネで)金メダルを取っている。やりでは(09年ベルリン)世界選手権で村上さんが(銅)メダルを取っているけど、五輪(のやり投げ)でメダルを取った人はいない。過去最高の順位を出せるようにしたい」‐。

 調整は順調にきている。先週までは中京大で合宿を行い、高い負荷をかけたトレーニングで、フィジカルを鍛え上げた。今後は22日のトワイライト・ゲームス(代々木)に出場し、技術をチェック。来週からは村上とともに、都内で最終調整合宿に入る。

 「トワイライトでは(五輪の)予選を想定して投げる。4投しかないので、4投とも同じような投げができれば…。村上さんと一緒にやるのは今季初めてなので、ロンドン前に、いい調子に持っていきたい」と、青写真を描いた。

 壮行会では、集まった学生300人とともに、『紺碧の空』と校歌を歌い上げた。「(10年カナダでの)世界ジュニアで表彰台(2位)に上った時はなんか変な感じだったけど、すべて出しきれた。同じことができれば、再現もありうるかな」。次はロンドンの空に、ビッグアーチをかける。

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