なでしこ初戦ピークに!練習取りやめ

 フランスでの直前合宿を終えたロンドン五輪サッカー女子日本代表は20日午後(日本時間21日未明)、決戦の地・英国入りした。1次リーグ初戦のカナダ戦(25日)に向け、佐々木則夫監督(54)はコンディション調整も兼ねて、移動日に練習を取りやめた。0‐2で完敗した19日のフランス戦から、心身ともに切り替えて本大会に臨む。

 乾いた風が吹くバーミンガム国際空港に降り立った佐々木監督の表情はリラックスしていた。「フランスよりも少し涼しいね。いよいよ始まるな、という感じ」。曇り空の先に大舞台を見据えた。

 初戦を目前に控え、指揮官がしきりに口にするのがコンディションだ。「フランス戦では、準々決勝を想定した体力状態をつくったけど、これからは初戦に合わせていく。コンディションは大きなファクター(要因)。(カナダ戦は)勝ち点3を絶対に取る、というサッカーをしたいし、そういうコンディションをつくっていきたい」。本大会での最長6戦を想定し、負荷をかけてきたフランス合宿から、本番モードへと突入する。

 それには、心身のリフレッシュからだ。英国への移動日となった20日は「短い時間の移動でも疲労はたまるから」と練習を行わなかった。英国入りの初練習も21日午後に設定するなど、移動後、約22時間の“つかの間のオフ”を選手に提供。フランス戦からの修正点についても「(攻撃時の)仕掛けの精度、守備はボールを奪いきること。ミーティングでやることを整理させたい」と語った。

 英国入りの移動から、白いパンツにグレーのジャケットを羽織った『五輪ウエア』姿となった。「チームジャパン、というのを感じるね」と指揮官。決戦の地に入ったなでしこが、臨戦態勢に入った。

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