偏食王・内村“マック調整”で万全!
“マック調整”で内村万全!ロンドン五輪で金メダルの期待が懸かる体操男子代表が23日、本番会場近くの施設で練習を一部公開した。エースの内村航平(23)=コナミ=は、キレのある動きで順調な調整をアピール。選手村ではマクドナルド頼りの食生活を送っていることを明かしたが、体重もほぼベスト体重となり、調子は上向く一方。4年前の北京五輪で“偏食”として名をはせた男が、その本領を発揮している。
やはりこの男は異次元だ。この日の練習で内村は、ほぼすべての種目で順調な調整ぶりを披露。直前のフランス合宿でミスが出た床、鉄棒でも安定した演技を見せた。日本のものより全体的に硬く、不安視されていたフランス製「ジムノバ」の器具にも、さすがの適応を見せてきたが、調子上向きの要因は、意外、ではなく、らしさ全開な食べ物だった。
「選手村では、北京と同じようにマクドナルドにお世話になってます」
通常のアスリートにとっては、とてもいいとは思えないファストフードだが、「偏食王」の異名を持つ内村にとっては“ソウルフード”だ。コナミの森泉コーチは「食事は各自が自由にとっている。航平の場合、(直前合宿を行った)フランスの時より体重が増えて、いい感じになってる。一番動ける体重になってるんじゃないかな」と、“マック”効果を明かした。
練習後には「体調はバッチリ。もう日本を出て、何日でしたっけ?もうそろそろ(試合でも)いいかなって感じです」と、ニヤリと笑った内村。食生活同様、異次元の演技を披露する日はもうまもなくだ。