寺本、ミスない演技で「最高」11位

 「ロンドン五輪・体操女子個人総合・決勝」(2日、ノースグリニッジ・アリーナ)

 予選8位で16歳の寺本明日香(レジックスポーツ)が初出場ながら全4種目をほぼミスのない演技でまとめ、57・332点で11位。ダグラス(米国)が跳馬と平均台で最高点を出し、62・232点で団体総合との2冠を達成した。

 世界トップのメンバーと4種目を回った寺本は、同じ班の外国選手に話しかけていたという。「グッジョブ(よくやったね)」。初出場でも緊張とは無縁。11位に入った140センチ、34キロの小さな体が大きく見えた。

 予選、団体決勝と全種目に出場して大きなミスは一つもなかった。出だしの段違い平行棒で上々のスタートを切ると、高難度の跳躍を決めた最後の跳馬は、4種目中トップの14・766点で締めくくった。「最高の演技ができた満足感」に笑みが絶えなかった。

 米国やロシアの強さを肌で感じ「自分も技を増やしたい」と刺激を受けた。4年後の五輪にも意欲的な16歳の女子高校生。「いい経験をした夏休みだった」と思い出を胸に刻んだ。

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