銀メダルの杉本「沖縄旅行行きたい」
「ロンドン五輪・柔道女子78キロ超級」(3日、エクセル)
3日、2階級を行い、女子78キロ超級の杉本美香(27)=コマツ=は決勝でオルティス(キューバ)に敗れ、銀メダルだった。日本の今大会の金メダルは、男女14階級となったバルセロナ五輪以降最少の一つに終わった。会見した杉本は進退については明言を避けたが、『沖縄旅行』を熱望した。
進退について明言を避けた杉本は、リフレッシュ休暇を兼ねた『沖縄旅行』を熱望した。
銀メダル獲得より、決勝で不完全燃焼の判定負けを喫し、金メダルを逃したことが悔やんでも悔やみきれなかった。「最終日なので、みんなの分までと思ったのに、2番で終わってしまった。その瞬間はもやもやな感じ。すがすがしい気分じゃない」。海外メディアに日本苦戦の要因を質問されると、「1人1人はすごく強いし、練習はどこの国よりもしている自信はあるのに、何で金メダルを取れなかったんだろう」と自問自答。「分かんないです」と答えるしかなかった。
両ヒザやヒジ、足首にテーピング。右ヒザ前十字靱帯(じんたい)はない。両ヒザ半月板もほとんどない。満身創痍(そうい)。次回五輪では31歳。進退問題が気になるが、試合直後のタイミングでは触れなかった。ただ、今、一番したいことを問われて、「ちょっと休んで、やっぱり、沖縄に行きたいです。あの空気、癒やされますからねぇ」と笑いを誘った。充電期間を経て、今後に向かうことになりそうだ。