「ロンドン五輪・競泳女子４００Ｍメドレーリレー」（４日、水泳センター）

　鈴木聡美（２１）＝山梨学院大、寺川綾（２７）＝ミズノ、加藤ゆか（２５）＝東京ＳＣ、上田春佳（２４）＝キッコーマン＝で臨んだ日本は３分５５秒７３の日本新記録で３大会ぶりの銅メダルを獲得。

　寺川は銅メダルを手にした１００メートル背泳ぎに続き、２つ目のメダルで有終の美を飾った。背泳ぎの第１泳者として２位と健闘し、女子の次期エースとなった第２泳者の鈴木に託した。

　表彰台では涙ぐんだ。「私たちは『メドレーリレーでメダルを取りたいね』って、ずっと選考会のときから毎日のように話していた。夢の舞台で夢のような結果を出して、米国、オーストラリア、日本の国旗が出たときには『これだ！私たちが待っていたものはこれなんだ！！』と思った。ちょっと、感動してしまいました」と打ち明けた。

　好きな言葉は「一期一会」。ロンドンでかけがえのない出会いを得て、第２の人生へと踏み出す。