内村、心はリオ五輪…報奨金は「貯金」
ロンドン五輪体操男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平(23)=コナミ=ら体操男子代表が、10日に帰国。成田空港から都内のホテルに移動して記者会見した。
2大会連続で銀メダルが決まった団体総合直後に「(順位が変わる前の)4位でも2位でも僕にはあまり変わりない」と、金メダルを逃したショックを表現した内村は「北京と今回はすべてが正反対だった。北京はすごく楽しかったけど、今回は引っ張っていく立場。すごく苦しい大会だった」と総括。「気持ちばかり前にいって、体がついてこなかった」と反省の言葉も口にした。
個人総合では28年ぶりの金メダルを獲得したが「自分なりの表現はできたが、満足していない」と、心は4年後のリオデジャネイロに。「年齢的には少し厳しい。だから、五輪というより目の前の1つ1つの試合をしっかりこなしていく、その先に五輪があると思う」と話し、9月の社会人大会に向けて、12日にも練習を再開するという。
JOCや所属先から贈られる報奨金の使い道は「将来マイホームがほしいので貯金しておく」そうだ。