ケンブリッジ&桐生はボルトと走りたい
8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪に出場する日本選手団の結団式と壮行会が3日、国立代々木競技場で行われた。陸上男子100メートル代表の桐生祥秀(20)=東洋大=とケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム=は、ジャマイカ選手権で左太もも裏を痛め、男子100メートル決勝を棄権したウサイン・ボルト(29)の回復と、五輪出場を願った。
五輪まであと1カ月のタイミングで起きた世界最速の男の故障は、衝撃的だった。「びっくりした」と桐生が言えば、ケンブリッジも「予想外」と驚きを隠さなかった。それでも願うのは、“最速”を肌で感じることだ。「1回くらい一緒に走ってみたい。五輪に来てほしい」と桐生。壇上で「ファイナルに残って世界の選手と戦いたい」と、進出すれば日本人では84年ぶりとなる偉業を約束したケンブリッジも「一緒に走れれば」と“対決”を熱望した。