柔道男子、選手の意見参考に康生流金調整

 リオデジャネイロ五輪に出場する柔道男子日本代表の井上康生監督(38)が13日、神奈川県平塚市内で行われた東海大の壮行会に出席した。全7階級の代表を60キロと66キロ級、73キロと81キロ級、90キロ級以上の3班に分けて現地入りさせる考えを明らかにした。

 それぞれ競技開始の4、5日前に現地入りさせる方針で、国内でギリギリまで調整させることが狙い。金メダルなしだった12年ロンドン五輪では、全選手が同じタイミングで現地入りしていた。

 他の競技団体は日本との12時間の時差に対応するため、大半が早めの現地入りや、米国合宿で調整する方法を取っている。「13年のリオ世界選手権の後に選手たちから意見を聞いた中で、いい調整をするために日程を組んだ。柔道の場合は相手もあるし、減量もある。できるだけ日本の良い環境で調整したい」と意図を説明した。

 現地入り後もしっかりと調整をするため、練習パートナーも1選手につき2人帯同させる。ロンドンの名誉挽回へ、最高の準備を整える。

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