興梠 後半48分劇弾さすがの決定力見せる
「J1、仙台0-1浦和」(13日、ユアテックスタジアム仙台)
最後の一振りで鬼門を打ち砕いた。0-0の後半48分、浦和MF柏木陽介の縦パスに抜け出したFW興梠慎三が「1本のチャンスを絶対決めたかった」と、自身唯一のシュートで決勝のゴールネットを揺らした。
リオ五輪代表のオーバーエージ枠としても期待が高まる。視察した手倉森監督は「いい置き土産になった。(興梠)慎三を選んだのは、レッズの連係を代表でも取り込みたいと思ったから」と満足そうにうなずいた。
興梠は13年の浦和加入以来、アウェー仙台戦で4試合7得点とキラーぶりを発揮。チームにとって03年9月以来となる敵地での勝利で、ペトロビッチ体制初の5連勝に導いた。
17日の大宮戦(埼玉)を最後に、五輪事前合宿のためチームを離れる。「気持ち良く勝って行きたい」と、埼玉ダービーでの勝利を誓った。