ケンブリッジ自己タイ記録20秒62でV 後半加速せず…「30点くらい」
「陸上・ナイト・オブ・アスレティックス」(16日、ヒュースデンゾルダー)
リオデジャネイロ五輪代表のケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム=が男子200メートルに出場し、追い風0・4メートルの条件下で自己ベストに並ぶ20秒62で優勝した。女子100メートル障害の木村文子(エディオン)は13秒38で4位。男子5000メートルA組の鎧坂哲哉(旭化成)は13分48秒07で11位だった。
自己タイ記録での優勝にも満足はしていなかった。ケンブリッジは「得意なはずの後半が…。最後、加速していこうかなというところで力んでしまった。30点くらいかな」と振り返った。
先頭で直線に入った。20秒30を切るタイムも視野に入れていたそうで、上体に力が入り過ぎた。持ち前の後半の加速が影を潜め「全然、駄目」と苦笑いした。
13日にリエージュ(ベルギー)で行われた国際大会の100メートルは10秒30の2位。リオ五輪の最終調整として海外レースに慣れる目的だった今回の遠征を終え「2戦ともタイム的には少し物足りないけど、今後につながる」と収穫を口にした。
五輪では100メートルに出場する。「ベスト(10秒10)は更新したい。9秒台の可能性もある。決勝に残りたいし、一つでも前でゴールしたい」と改めて大きな目標を掲げた。