池田勇太77でも…五輪につながる4バーディー
「男子ゴルフ・全英オープン・最終日」(17日、ロイヤルトルーンGC=パー71)
65位から出た池田勇太(30)=日清食品=は4バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの77と崩れ、通算13オーバーでホールアウトした。市原弘大(34)=フリー=はバーディーなしの5ボギー、1ダブルボギーで78をたたき、18オーバーに終わった。
池田の表情はすっきりしていた。「ボギーを打とうがダブルボギーを打とうが切り替えた。スコアはさておき、4バーディーを取れたのは結果的に良かった」と、77のラウンドを評した。
1番で4パットのダブルボギー。2番も2打目をバンカーに入れてボギーとしたが動じなかった。3番でピン奥1・5メートルにつけてパットを決め、7番は3・5メートルを沈めてバーディー。冷たい強風が吹き荒れる中、今後に生きる感触だけを追い求めた。
28日からはメジャー最終戦の全米プロ。そして、1カ月後にはリオデジャネイロ五輪に出場する。「ショットはいい形でいけている。おのずと五輪にまでつなげていけると思う」。苦闘した5度目の全英オープンを前向きな言葉で締めくくった。