ボルト復帰レースでV 順調なケガの回復アピール
「陸上・ダイヤモンドL・ロンドングランプリ」(22日、ロンドン)
男子200メートルは、リオデジャネイロ五輪で3大会連続の短距離3冠を狙う29歳のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が19秒89で制した。左太もも裏の故障からの復帰レースだった。女子100メートル障害は23歳のケンドラ・ハリソン(米国)が28年ぶりの世界新記録となる12秒20で優勝。これまでの記録は88年にヨルダンカ・ドンコワ(ブルガリア)が出した12秒21。
ボルトは最も得意とする種目を今季初めて走り、向かい風0・3メートルで19秒89。最後の直線で大きなストライドを生かした圧倒的な強さが影を潜めたものの、約3週間前のジャマイカ選手権で負った左太もも裏の故障から順調な回復をアピール。100メートル、400メートルリレーを合わせ3大会連続3冠を目指す五輪へ「リオで金3個と200メートルで世界新を出したい」と目を輝かせた。