内村航平、一問一答 最強チームメートを内村節で紹介

金メダルをかかげる内村航平=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・体操男子団体・決勝」(8日、リオ五輪アリーナ)

 内村航平(27)、加藤凌平(22)、田中佑典(26)、山室光史(27)=ともにコナミスポーツ=、白井健三(19)=日体大=で挑んだ日本は、総得点274・094点で、2004年アテネ五輪の“栄光の架け橋”以来となる金メダルを獲得した。エースの内村にとっては3度目の挑戦で、悲願の団体金メダルとなった。以下は内村との一問一答。

 -悲願の金メダルを獲得して

 「実際のところ、本当に団体金メダルを獲って、本当に五輪の金メダルなのかなって。そんな感じです。個人総合とは全然違う。仲間と獲る金メダルは嬉しいを超えちゃってますね」

 -目標だったアテネ超えはできた?

 「アテネは超えられないです。でも僕たちは新しい歴史を作った。20年東京五輪につながる大会だった。20年の団体決勝に出る選手はこの結果がプレッシャーになるかもしれないけど、それを乗り越えられる選手が日本にはたくさんいる。僕たちのガムシャラな試合を見て、色んなことを吸収して欲しい」

 -アテネとの違い?

 「予選1位じゃなくても、日本の体操はしっかり評価された。絶対的に団体で金メダルを獲れるチームなんだと証明できた。アテネは“美しい体操”で金メダルを獲った。今回はミスはあったけど、最後の床で爆発的に点が取れたり、アテネとは違った点の取り方だったと思う。僕たちからしたら、美しい体操は当たり前。そこにプラスアルファで爆発力を生める選手が増えてきた」

 -(記者会見で)一緒に世界一になったチームメートを紹介して

 「まず加藤凌平です。ブレないメンタル。あと絶対に失敗しない選手です。白井健三はとりあえずむやみやたらとひねりまくってる。ミスターツイストです。田中佑典はこの中で1番美しい演技をします。1番正確な技さばきをする選手。山室光史はチームのムードメーカー。あん馬、つり輪を演技したようにメンタルが強いし、一言さらっと言ってくれることが僕を支えてくれる」

 -五輪の団体金メダルを獲った意味?

「僕はまだ日本の体操は全国によく知られていないと思う。この団体金メダルを獲ることで僕や健三だけじゃなく、他の選手の名前も全国に広がってそれが体操の普及に繋がればと思う」

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