バスケ女子また格上撃破!!早さと運動量でブラジル圧倒

 「リオ五輪・バスケットボール女子・1次リーグ、日本82-66ブラジル」(8日、カリオカアリーナ)

 1次リーグが行われ、女子A組で世界ランキング16位の日本は同7位のブラジルを82-66で破って2戦2勝とし、各組6チーム中4位までの準々決勝進出へ大きく前進した。

 日本は第2クオーターで高田真希(26)=デンソー=や近藤楓(24)=トヨタ自動車=、町田瑠唯(23)=富士通=らが立て続けに得点を奪い、競り合いから抜け出した。

 地元ブラジルに16点差をつけて開幕2連勝。5アシストの活躍を見せた町田は「日本の走るバスケが世界で通用している」と胸を張った。平均身長は日本の177センチに対し、ブラジルは182センチ。強豪相手に高さでは太刀打ちできない。だからこそ、スピードと運動量で相手を圧倒した。

 ベンチスタート組が輝いた。19-20の第2クオーター、競り合いの展開から一気に“走った”。高田のリバウンドからリズムをつかみ、町田の速攻などで立て続けに得点を奪う。近藤もボールを持つと迷わずゴールを狙い、リードを奪った。12得点の高田はリズム良くシュートを沈めて貢献し「ノーマークになったら打てと言われていた」と納得の表情を浮かべた。

 内海知秀監督(57)は「シュートの数は少なかったけれど、オフェンスリバウンドを取れた。われわれは一つ一つの試合をクリアしていくだけ」と振り返る。初戦のベラルーシ戦と同様に最後まで運動量は落ちなかった。会場にはブラジルへの大声援が響き、日本にはブーイングまで飛んだ。それでも選手は動じなかった。チーム一丸で勝利をつかみ、近藤は「このまま負けないでいきたい」と威勢が良かった。

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