萩野200自由形は7位 実力発揮できず…金の期待散る

 「リオ五輪・競泳男子200m自由形・決勝」(8日、五輪水泳競技場)

 男子200メートル自由形決勝で萩野公介(21)=東洋大=は1分45秒90の7位に終わり、400メートル個人メドレーの金メダルに続く2個目のメダル獲得はならなかった。男子100メートル背泳ぎ決勝で前回ロンドン五輪銅メダルの入江陵介(26)=イトマン東進=は53秒42の7位だった。女子200メートル自由形の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=は21位で予選落ちした。

 表彰台、あわよくば金メダルとの期待はあえなく散った。男子200メートル自由形の萩野は7位に沈み「実力を出し切ることが他の選手よりできなかった。悔しい」と首をかしげた。100メートルの通過は最下位の8番手。順位を一つ上げるのが精いっぱいだった。

 スピードも持久力も要求される200メートルで、五輪の表彰台に立った日本人はいない。だが、萩野は常識にとらわれず「通用しないと思ったことはない」と挑戦してきた。

 14年仁川アジア大会の決勝で孫楊(中国)、朴泰桓(韓国)に挟まれて泳ぎ、ゴール直前で2人の間をするすると抜け出して大番狂わせを演じた。五輪の舞台での快挙にはつなげられなかったが、日本人の限界は「全く感じていない」。きっぱり言い切る姿に、プライドがのぞいた。

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