永瀬貴規が銅メダル 男子は4日連続メダル獲得
「リオ五輪・柔道男子81キロ級」(9日、カリオカアリーナ)
永瀬貴規(22)=旭化成=が3位決定戦で、第1シードのアフタンディリ・チリキシビリ(ジョージア)に優勢勝ちし、銅メダルを獲得した。3分41秒で大外刈りで有効を奪うと、そのまま逃げ切った。日本の柔道男子は4階級連続でメダル獲得となった。
昨年世界選手権優勝の永瀬は、初の五輪出場。11初戦の2回戦はラスロ・チョクニャイ(ハンガリー)に優勢勝ちし、3回戦はポール・キビカイ(ガボン)に一本勝ち。しかし準々決勝ではセルジュ・トマ(アラブ首長国連邦)に有効を取られて敗れ敗れた。敗者復活戦では前回大会銅メダルのアントワヌ・バロワフォルティエ(カナダ)に大外刈りで一本勝ちし、3位決定戦へ進んだ。
永瀬は試合後のインタビューで「準々決勝で負けた時は、敗者復活戦なんて考えられない状況だったんですけど、皆さんの応援があるということをあらためて思い出して、金じゃないんですけどメダル獲得という恩返しができたらいいなと思って敗者復活戦、3位決定戦に臨み、メダルを何とか獲得できました。何が何でもメダルは取ろうと思っていたんで頑張りました」と、笑顔を見せることなく振り返った。