田代未来、メダル逃し「本当に申し訳なく思います」

3位決定戦に敗れ涙を流し引き揚げる田代未来=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・柔道女子63キロ級」(9日、カリオカアリーナ)

 田代未来(22)=コマツ=が3位決定戦でヤーデン・ジェルビ(イスラエル)に優勢で敗れ5位となった。初めての五輪出場でメダル獲得はならなかった。

 田代は開始1分以内に有効、技ありと立て続けにポイントを奪われた。終盤は一方的に攻めたが、逃げる相手をつかまえられなかった。

 今大会の日本柔道勢で、初めてメダルを逃す結果となった。試合後のインタビューでは涙を浮かべ、しばし言葉に詰まる場面も。「ここまでたくさんの方々が支えてくれて、背中を押してくれたにもかかわらず、こういう結果になってしまったのは本当に申し訳なく思います。勝たなきゃ意味がない」と言葉を絞り出した。

 田代は初戦の2回戦で、カタリナ・ヘッカー(オーストラリア)に一本勝ち。準々決勝で、カトリン・ウンターウルザッハー(オーストリア)に優勢勝ちして準決勝に進んだ。しかし準決勝はクラリス・アグベニェヌ(フランス)に指導一つの差で優勢で敗戦。3位決定戦でも立て直すことはできなかった。

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