200バタ・坂井が銀メダル 王者フェルプス追い詰める
「リオ五輪・競泳男子200mバタフライ・決勝」(9日、五輪水泳競技場)
坂井聖人(21)=早大=が1分53秒40で2位に入り、銀メダルを獲得した。
最後の50メートルで激しく追い上げると、世界記録保持者のマイケル・フェルプス(米国)をあと一歩まで追い詰める会心の泳ぎを見せた。
坂井は「ラスト50はすごくしんどくて。フェルプス選手が見えてたんで、ラスト差せたらいいなあと思ってたんですけど…。悔しい気持ちはありますけど、2位なんですごくうれしいです。(1位と)100分の4秒差?うれしいです」と興奮ぎみに話した。
昨年の世界選手権で4位に入り、急激に力を伸ばしてきたホープは「とにかく感謝の気持ちが強いので。地元で応援してくれている皆さんに感謝とお礼がいいたいです」と喜んだ。
表彰式を終えた坂井は「重いですね。瀬戸選手に個人メドレーのメダルをかけさせてもらったんですけど。それが重くて、うあー取りたいなあと思っていたので。とてもうれしいです」と誇らしげに銀メダルを手にした。
競泳界のスーパースター、フェルプスとともに立った表彰台に「憧れの選手で、尊敬する選手でもありますので、一緒に立てるだけでもうれしく思います」と笑顔をはじけさせた。
瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=は1分54秒82で5位に入った。