200平・渡辺が五輪新で決勝へ、先輩・坂井の銀に「続きたい」

 「リオ五輪・競泳男子200m平泳ぎ・準決勝」(9日、五輪水泳競技場)

 19歳の渡辺一平(早大)が、2分7秒22のオリンピック新記録をマークし、全体の1位で決勝へ進出した。

 長きにわたって北島が世界に君臨してきた、いわば日本のお家芸といえる種目で、渡辺が世界を驚かせた。自己記録を大幅に更新した上に、五輪新もたたき出した。

 自身のレース直前に行われた男子200メートルバタフライで早大の先輩である坂井聖人が銀メダルを獲得。これも刺激になったようで、「先輩である坂井聖人さんがメダルを取ってくれたので。4年に1度の舞台なので、絶対、決勝に行こうと準決勝から全力でいきました」と声を弾ませた。決勝に向け、「先輩に続けるように。あと1日あるので、この1日をムダにせず自分にとってより良いものにして、メダル獲得を目標に頑張りたいと思います」と意欲を燃やしていた。

 同じ組で泳いだ小関也朱篤(24)=ミキハウス=も2分7秒91で、全体の4位で決勝へ進出した。

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