瀬戸大地5位「悔しい五輪に」 V争い加われず…悔しさ胸に東京目指す
「リオ五輪・競泳男子200mバタフライ・決勝」(9日、五輪水泳競技場)
瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=は精彩を欠き、1分54秒82で5位。フェルプスや坂井が繰り広げた白熱の優勝争いに加われず、自己ベストにも届かなかった。「自分の実力はここまでしかないということが証明された」と言うしかなかった。
泳ぎの感覚に「ずれがある」と話していた予選、準決勝から立て直しを図ったが、3番手で折り返した残り50メートルからの爆発力を欠いた。
世界選手権2連覇中の400メートル個人メドレーでは銅メダルを獲得したが、金メダルに輝いたライバル萩野との勝負に敗れた。この日は早大の後輩、坂井が銀メダル。レース後はねぎらったが、初めての五輪は本来の爆発力が影を潜めて不完全燃焼に終わり「悔しい五輪になっちゃいました。この悔しさをかみしめて4年間頑張りたい」と東京五輪を見据えた。