“競泳界の澤”金藤主将、危なげなく決勝進出 全体2位、金メダルへ手応え
「リオ五輪・競泳女子200m平泳ぎ・準決勝」(10日、五輪水泳競技場)
今季世界ランク1位の金藤理恵(27)=Jaked=が2分22秒11で1組1位、全体2位でファイナルに進出した。渡部香生子(19)=JSS立石=は2分25秒10の2組8位で敗退した。
予選を2分22秒86でクリアしていた金藤は準決勝も世界ランク1位にふさわしい安定した泳ぎ。1組のトップで危なげなくクリアし、「しっかり出し切ったので、明日(決勝)はうまく動けると思う」と手応えを語った。
この日、柔道で東海大OBの田知本遙(女子70キロ級)と在学中のベイカー茉秋(男子90キロ級)が金メダルを獲得。東海大卒の金藤は「卒業生として波に乗りたい」と、この流れに続く思いだ。
元なでしこジャパンの澤穂希さんに似ていることで“競泳界の澤”としても知られる金藤。今回は競泳日本代表の主将を務めており、メダルが欲しいところだ。「(決勝は)みんな速いので19秒台の戦いになると思う」と金メダル争いを決意を示した。