開会式演奏曲のモデルが開会式のランウエー歩けず不満
開会式で演奏されたボサノバの名曲のモデルだった女性エロイザ・ピニェイロさん(71)が、開会式に自分が登場する機会がなかったことに不満を漏らした。ブラジルのメディアが11日までに伝えた。
「イパネマの娘」は1962年発表。リオのイパネマの砂浜近くを当時17歳のピニェイロさんが通り掛かり、音楽家アントニオ・カルロス・ジョビン氏と作詞家ビニシウス・モラエス氏がその美しさに見とれたのをきっかけに作ったとされる。
曲は米グラミー賞を受賞し世界的にヒット。ピニェイロさんは、モデルとしても活躍した。
開会式では曲に合わせ、スーパーモデルのジゼル・ブンチェンさん(36)がスポットライトを浴びつつ優雅にランウエーを歩いた。ピニェイロさんは、自分も一緒に登場する演出があり得たのではないかと疑問を投げ掛け、参加できなくて「悲しい」と嘆いた。