山県、自己ベストも「手放しで喜べない」 ボルトのムードにはおされず
「リオ五輪・陸上男子100m・準決勝」(14日、五輪スタジアム)
山県亮太(セイコーホールディングス)が世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と同じ2組に出場した。山県は5着で自己ベストの10秒05をマークしたが決勝進出はならなかった。
レース後の山県は「自己ベストを出せてよかったと思う半面悔しいですね」と表情を崩さなかった。大舞台での自己ベストという点には「決勝を目標にやってきた部分もあるので手放しで喜べないんですけど、自信にはなりました」と世界との距離と、充実感と両方を感じた様子だった。
世界記録保持者のウサイン・ボルトと同じ組でのレースになったが、「雰囲気におされることなく自分のレースができたかなと思います。予選から準決勝にかけてレースの内容をかえていいように出てきたので少し手応えをつかみました」と手応えもあった。