“アカツキファイブ”バスケット女子敗退 5連覇中の米国に前半は健闘も
「リオ五輪・バスケットボール女子・準々決勝、日本64-110米国」(16日、カリオカアリーナ)
決勝トーナメントが開幕し、日本代表(A組4位)は64-110で、五輪6連覇を狙う優勝候補大本命の米国(B組1位)に敗れ、ベスト4進出はならなかった。アテネ五輪以来3大会ぶりの出場ながら、1次リーグで格上チームを次々撃破するなど史上最強とも呼び声高かった“アカツキファイブ”こと日本の挑戦は準々決勝で終わった。
開始早々、吉田亜沙美(JX-ENEOS)のスティールから本川紗奈生(シャンソン化粧品)が切り込んで先制した日本は、本川、栗原三佳(トヨタ自動車)が3点シュートを決めるなど、第1クオーターを23-30の7点差で終える。第2Qでも3ポイントを要所で決め、前半を終えて46-56の10点差と健闘した。
しかし後半に入ると、地力の差が出る。第3Q終了時には59-81と挽回の厳しい大差を付けられると、第4Qはさらに点差が広がる。「体を張れ!最後までしっかりやれ」と内海知秀監督がゲキを飛ばすが、最終的には46点差で完敗。3位に終わったバルセロナ五輪以降、五輪では1度も負けていない米国を苦しめるには至らなかった。
アテネ五輪以来3大会ぶりに出場した世界ランキング16位の日本は3勝2敗で通過した。しかし勝敗数でフランス、トルコと並び、当該チーム間の得失点差でA組4位となったことで、強豪の米国と準々決勝でいきなり対戦。大金星を狙ったが、その壁はあまりに高かった。